屋根が重いと、建物に大きな負担がかかり、地震の際に倒壊しやすくなる場合があります。
例えば、日本瓦を使用している場合ですと、軽量な材質の瓦にに取り替えるだけでも耐震性が向上いたします。
柱や筋かい(柱の間の斜めの部材)の端部等に耐震金物を取り付けて補強してまいります。
また、耐震補強金物に加え、通常の壁の4~5倍程強い耐震構造壁などを加え、建物全体をバランス良く補強いたします。
壁が「間仕切り壁」の場合は、横から加わる力(水平荷重)に弱いため、筋交いや構造用合板で補強することで「耐力壁」という横からの力にも強い耐震性を持つ強い壁へと補強を行ってまいります。
木造住宅、プレハブ住宅でも有効な方法として使用されています。
床下は、建物を支える部分となります。強度が不十分な場合、柱や壁がゆがむ原因にもなり、家が弱り長持ちしません。普段は目につかない箇所ですので、どのような状態になっているか判りにくく心配される方も多い場所です。老朽化した戸建て住宅では、床の湿気やシロアリが原因で建物が痛んでいることが多く耐震強度も弱っているケースが少なくありません。
そのようば場合、床下の湿気による腐食を防ぐための防湿処理に加えて、シロアリを防ぐ防蟻処理も行います。
建物を支えるのが「基礎」の部分。基礎がしっかりしていないと地震には耐えることができません。
基礎が鉄筋の入っていないコンクリート(無筋コンクリート)の場合は、鉄筋コンクリートと一体化させる工事を行います。
ヒビが入っている箇所があれば、併せて改修工事を行います。
土台や柱が腐朽している場合は「土台の取り替え」、シロアリによる被害等を受けている場合は、「柱の根継ぎ」等をして修繕・改修工事を行います。
柱や土台の接合部分には耐震用金具を使用して補強してまいりります。また、補強に使用する木材には、防腐・防蟻処理を行います。
特に築年数が古いお宅や、環境の良くない場所に建っている場合等は、老朽化が進んでいるケースが多く、耐震強度にも大きな不安が発生しているケースが少なくありません。
まずは、ご自宅の現状を知る事から始まります。
自治体からの助成金等が適応されるケースも多く、弊社でもご案内させていただいておりますので、少ないご負担で耐震補強工事を行われる方も多くいらっしゃいます。
無料の耐震診断を行っておりますので、お気軽にお問合せくださいませ。